第18回The Darkトーナメントの結果報告
2009年7月27日 結果報告 コメント (6)http://itxsns.skr.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=8933
こちらより転載させていただいています。
2009年7月25日(土)20時より、MOJチャットにおいて、第18回The Darkクラン・トーナメントが開催されました。
■参加者(辞書順、敬称略):
arthfing、atab0u、Gemstone、Kaaneru、kaedama3ko、kakoiku、Kob、koichi、oryzae、Rag Man、Tuchan (11名)
■フォーマット:
スタンダード・コモン構築
■トーナメント形式:
スイス4ラウンド
■マッチ形式:
持ち時計30分 3本勝負
■賞品とスポンサー:
以下をご提供頂きました。
arthfingさん: 《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
atab0uさん: 《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
Gemstoneさん: ウェザーライト・ブースター3パック
kaedama3koさん: 《思考の大出血/Thought Hemorrhage》
kakoikuさん: 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》、イーブンタイド・ブースター1パック
koichiさん: アラーラ再誕ブースター1パック
oryzaeさん: アラーラ再誕ブースター2パック
Rag Manさん: 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
みなさまご提供ありがとうございました。
■対戦成績:
http://www4.atpages.jp/kakoiku/competition.php?id=285
優勝: arthfing 白赤緑ビートダウン
賞品: 《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
準優勝: Kaaneru 黒赤DDW (Dominus Deck Wins)
賞品: 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3位: koichi 赤緑ビートダウン
賞品: 《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
4位: atab0u ナヤ・トークン
賞品: アラーラの断片・ブースター2パック
5位: Kob 青白アグロ
賞品: イーブンタイド・ブースター1パック
6位: Gemstone 緑タッチ青白ビートダウン
賞品: ウェザーライト・ブースター3パック
7位: Tuchan エスパー・ビートダウン
賞品: アラーラの断片ブースター1パック
8位: kaedama3ko 赤緑ビッグ・マナ
賞品: 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
9位: kakoiku Dark Star (白青黒コントロール)
10位: oryzae 赤黒バーン
賞品: 《思考の大出血/Thought Hemorrhage》
11位:Rag Man 黒赤緑ビートダウン
(デッキ・タイプはご本人の申告によります。)
■総評
本大会はアラーラの再誕シーズン最後のスタンダード・コモン構築の大会となりました。
今回は11名の参加者の方にお集まり頂きまして、The Darkの大会としては久しぶりの盛況となりました。
ご参加頂いた皆様には厚く御礼申し上げます。
例によって賞品の受け付けに手間取った関係で、定刻よりも遅れて20時10分からの開催となりましたが、22時44分には全対戦を終了、23時14分には表彰式を含めた全プログラムを終了できました。
ご参加の皆様には進行にご協力頂きまして、ありがとうございました。
今回は、前回に引き続き、またしてもビートダウン一色のメタゲームとなりました。
通常、そんな環境ではボード・コントロールが成績を伸ばすもの、かと思いきや、唯一のコントロール・デッキは下位に沈みました。
この環境のアグロ系のカードの優秀さとデッキの爆発力を物語っているかのようです。
優勝者は、ナヤ・カラーのアグロ・デッキを駆使したarthfingさん。
《ロウクスの粗暴者》や《ぼろ布食いの二人組》などの、ステロイドの定番ファッティをメインから外し、21枚の土地と《境界石》から出てくる1~2マナのクリーチャー20枚が主役のデッキです。
しかし、そのほとんどがパワー3で、いわゆるウィニーではありません。
注目すべきは、メインの除去がたったの3枚という点でしょうか。
もっとも、《炎の突き》は(相手がトークンでもない限りは)除去とは言い難いので、実質《火葬》1枚だけ。
後手になったりマナが遅れたりしてテンポで遅れをとっても、除去ではなく《途方もない力》などで取り返す構造になっています。
arthfingさんには、この後のインタビューの中で、デッキやメタ分析についてたっぷりと語って頂きます。
準優勝のKaaneruさんのデッキは、前回第17回大会で優勝したsatopoonaryさんの黒赤DDWの完全コピー(サイドボード含む)です。
本大会3連覇中で、今回はご都合により欠場となったsatopoonaryさんですが、そのデッキだけは4連覇に手を掛けるところまで行ったのでした。
相手がどうこうというよりも、自分のやりたいことをやるデッキであるDDW。
それだけに回らないときは隙も大きく、マリガンの判断が難しいことでも知られます。
完全コピーでちょいちょいと勝てるようにはできていないデッキですが、見事に準優勝されました。
そして、今回の「見たことないデッキ」は、4位のatab0uさんのナヤ・トークン。
10枚ものトークン生産カードが、様々な種族の1/1トークンを生み出します。
決め手は《踏み荒らし》。
と言っても《踏み荒らし》はアンコモンなので、コモンの《踏み荒らし》モドキをメイン8枚サイド4枚積んでいます。
次回開催は「基本セット2010」導入後となります。
どんなデッキが出てくるのでしょうか。
今回ご参加頂けなかった皆さんも、次回は是非遊びにいらして下さい。
■優勝者インタビュー: arthfingさん
-
使用デッキを簡単に説明していただけますか? デッキの動きやキー・カードなどを教えて下さい。
arthfing
白赤緑ビートダウンです。
《境界石》や強力なオーラがよく使われる環境ですので、それらに対処できる《クァーサルの群れ魔道士》と《枝細工下げの古老》をメインから投入できるデッキとして、調整していました。
また、火力で除去できないブロッカーを想定して《巨人釣り》を採用しています。
環境にタフネス5以上のクリーチャーがいないので、大抵は相手クリーチャー1体を道連れに4ダメージ稼いでくれます。
-
なぜそのデッキを選びましたか? メタ予測やサイドボーディングなどについても教えて下さい。
arthfing
デッキの始まりは、上記にある通り、エンチャント・アーティファクト破壊クリーチャー2種類をいかに活かすかだったんですが、《クァーサルの群れ魔道士》のカード・パワーが予想以上に高く、デッキも上手くまとまったので、このデッキに決めました。
メタはまずDDWありきで、DDWに勝てるデッキを私も含め皆さん模索するであろう事が予測されました。
《ヴィダルケンの異国者》や《器用な決闘者》を採用したコントロール風のデッキが多くなれば、火力はただの単発ダメージ呪文になってしまいますから、ここを削って突破力のある《途方もない力》に変えています。
その分、メインデッキでDDWに対応できなくなったので、第4ラウンドのKaaneruさんのデッキがDDWだった時は、まさかここでDDWかと思いました。
サイドボードは、白青系のアーティファクト・デッキに圧倒的な《上機嫌の破壊》、対DDWでの追加の火力、コントロール・デッキの《器用な決闘者》を越えられる《ナカティルの異国者》、《枝細工下げの古老》の出番がないデッキ用に《ロウクスの粗暴者》です。
-
大会を通じて、ご自身の対戦で最も印象に残っているプレイや出来事があったら教えて下さい。
arthfing
まず第3ラウンドのatab0uさんのトークン・デッキですね。
これまでの環境で見なかった全く新規のアーキタイプだったので、とにかく何が出てくるか予想が付きませんでした。
また、デッキの性質上《巨人釣り》がほとんど役に立ちませんので、1ゲーム目を相手のマリガン死で取れていなければ、相性差から勝つのは難しかっただろうと思います。
それから、第4ラウンドのKaaneruさんのDDW戦で、1ゲーム目を奇跡レベルの確率の先攻4ターン・キルで取った事です。
メインデッキでは《天主の勢力》を防ぐ手段がありませんので、ラッキーなぶん回りで1ゲーム目を取れたのは大きかったです。
-
大会運営についてご意見あればお聞かせ下さい。ラウンド数、開始時刻、賞品、等々。
arthfing
私も主催者させていただいているので、今回やっぱり宣伝は大切だなと身に染みました。
ひとまずは、規定の4ラウンドが相応なトーナメントを維持できれば良いなと思います。
賞品は難しい問題ですね。善意に頼るしかありませんので。
賞品が豪華だから参加するのではなく、大会が楽しいから参加したいと思われるトーナメントでありたいですね。具体案はないんですけどね。
-
ありがとうございました。
arthfing
ありがとうございました。
■トップ4デッキ・リスト
■arthfing:白赤緑ビートダウン:優勝
メインデッキ (60)
土地 (17)
2 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
7 《森/Forest》
7 《山/Mountain》
1 《平地/Plains》
クリーチャー (28)
4 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade》
4 《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
4 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4 《護民官の道探し/Civic Wayfinder》
4 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
その他の呪文 (15)
2 《炎の突き/Flame Jab》
1 《火葬/Incinerate》
4 《途方もない力/Colossal Might》
4 《巨人釣り/Giantbaiting》
1 《火荒の境界石/Firewild Borderpost》
3 《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》
サイドボード (15)
4 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
3 《火葬/Incinerate》
1 《つっかかり/Lash Out》
4 《ナカティルの異国者/Nacatl Outlander》
3 《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute》
■Kaaneru:黒赤DDW:準優勝
メインデッキ (60)
土地 (17)
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
11 《山/Mountain》
2 《沼/Swamp》
クリーチャー (16)
4 《小川跳ね/Stream Hopper》
4 《川滝のミミック/Riverfall Mimic》
4 《グリクシスの邪刃/Grixis Grimblade》
4 《ノッグルの山賊/Noggle Bandit》
その他の呪文 (27)
4 《天主の勢力/Clout of the Dominus》
3 《ショック/Shock》
4 《火葬/Incinerate》
4 《つっかかり/Lash Out》
4 《終止/Terminate》
4 《荒廃稲妻/Blightning》
4 《脈火の境界石/Veinfire Borderpost》
サイドボード (15)
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《カラスの罪/Raven’s Crime》
4 《ごたごた/Hurly-Burly》
3 《粉々/Smash to Smithereens》
3 《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》
■koichi:赤緑ビートダウン:3位
メインデッキ (60)
土地 (22)
4 《ナヤの全景/Naya Panorama》
9 《山/Mountain》
8 《森/Forest》
1 《平地/Plains》
クリーチャー (16)
4 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《切り裂き隊の壊し屋/Rip-Clan Crasher》
2 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
2 《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute》
その他の呪文 (22)
4 《ショック/Shock》
3 《タール火/Tarfire》
3 《巨大化/Giant Growth》
4 《火葬/Incinerate》
4 《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》
4 《巨人釣り/Giantbaiting》
サイドボード (15)
1 《炎の突き/Flame Jab》
4 《ごたごた/Hurly-Burly》
3 《帰化/Naturalize》
4 《穿刺破/Puncture Blast》
2 《スマッシュ/Smash》
1 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
■atab0u:ナヤ・トークン:4位
メインデッキ(60)
土地(19)
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
2 《ナヤの全景/Naya Panorama》
6 《森/Forest》
4 《山/Mountain》
3 《平地/Plains》
クリーチャー(20)
4 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
4 《風切るイグアナール/Hissing Iguanar》
4 《レオニンの鎧守護兵/Leonin Armorguard》
その他の呪文 (21)
4 《魔力変/Manamorphose》
4 《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》
4 《印章の祝福/Sigil Blessing》
4 《光り葉の待ち伏せ/Gilt-Leaf Ambush》
2 《火荒の境界石/Firewild Borderpost》
1 《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》
2 《主の募兵/Cenn’s Enlistment》
サイドボード(15)
4 《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft》
3 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
4 《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》
4 《巨人釣り/Giantbaiting》
こちらより転載させていただいています。
2009年7月25日(土)20時より、MOJチャットにおいて、第18回The Darkクラン・トーナメントが開催されました。
■参加者(辞書順、敬称略):
arthfing、atab0u、Gemstone、Kaaneru、kaedama3ko、kakoiku、Kob、koichi、oryzae、Rag Man、Tuchan (11名)
■フォーマット:
スタンダード・コモン構築
■トーナメント形式:
スイス4ラウンド
■マッチ形式:
持ち時計30分 3本勝負
■賞品とスポンサー:
以下をご提供頂きました。
arthfingさん: 《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
atab0uさん: 《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
Gemstoneさん: ウェザーライト・ブースター3パック
kaedama3koさん: 《思考の大出血/Thought Hemorrhage》
kakoikuさん: 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》、イーブンタイド・ブースター1パック
koichiさん: アラーラ再誕ブースター1パック
oryzaeさん: アラーラ再誕ブースター2パック
Rag Manさん: 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
みなさまご提供ありがとうございました。
■対戦成績:
http://www4.atpages.jp/kakoiku/competition.php?id=285
優勝: arthfing 白赤緑ビートダウン
賞品: 《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
準優勝: Kaaneru 黒赤DDW (Dominus Deck Wins)
賞品: 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3位: koichi 赤緑ビートダウン
賞品: 《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》
4位: atab0u ナヤ・トークン
賞品: アラーラの断片・ブースター2パック
5位: Kob 青白アグロ
賞品: イーブンタイド・ブースター1パック
6位: Gemstone 緑タッチ青白ビートダウン
賞品: ウェザーライト・ブースター3パック
7位: Tuchan エスパー・ビートダウン
賞品: アラーラの断片ブースター1パック
8位: kaedama3ko 赤緑ビッグ・マナ
賞品: 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》
9位: kakoiku Dark Star (白青黒コントロール)
10位: oryzae 赤黒バーン
賞品: 《思考の大出血/Thought Hemorrhage》
11位:Rag Man 黒赤緑ビートダウン
(デッキ・タイプはご本人の申告によります。)
■総評
本大会はアラーラの再誕シーズン最後のスタンダード・コモン構築の大会となりました。
今回は11名の参加者の方にお集まり頂きまして、The Darkの大会としては久しぶりの盛況となりました。
ご参加頂いた皆様には厚く御礼申し上げます。
例によって賞品の受け付けに手間取った関係で、定刻よりも遅れて20時10分からの開催となりましたが、22時44分には全対戦を終了、23時14分には表彰式を含めた全プログラムを終了できました。
ご参加の皆様には進行にご協力頂きまして、ありがとうございました。
今回は、前回に引き続き、またしてもビートダウン一色のメタゲームとなりました。
通常、そんな環境ではボード・コントロールが成績を伸ばすもの、かと思いきや、唯一のコントロール・デッキは下位に沈みました。
この環境のアグロ系のカードの優秀さとデッキの爆発力を物語っているかのようです。
優勝者は、ナヤ・カラーのアグロ・デッキを駆使したarthfingさん。
《ロウクスの粗暴者》や《ぼろ布食いの二人組》などの、ステロイドの定番ファッティをメインから外し、21枚の土地と《境界石》から出てくる1~2マナのクリーチャー20枚が主役のデッキです。
しかし、そのほとんどがパワー3で、いわゆるウィニーではありません。
注目すべきは、メインの除去がたったの3枚という点でしょうか。
もっとも、《炎の突き》は(相手がトークンでもない限りは)除去とは言い難いので、実質《火葬》1枚だけ。
後手になったりマナが遅れたりしてテンポで遅れをとっても、除去ではなく《途方もない力》などで取り返す構造になっています。
arthfingさんには、この後のインタビューの中で、デッキやメタ分析についてたっぷりと語って頂きます。
準優勝のKaaneruさんのデッキは、前回第17回大会で優勝したsatopoonaryさんの黒赤DDWの完全コピー(サイドボード含む)です。
本大会3連覇中で、今回はご都合により欠場となったsatopoonaryさんですが、そのデッキだけは4連覇に手を掛けるところまで行ったのでした。
相手がどうこうというよりも、自分のやりたいことをやるデッキであるDDW。
それだけに回らないときは隙も大きく、マリガンの判断が難しいことでも知られます。
完全コピーでちょいちょいと勝てるようにはできていないデッキですが、見事に準優勝されました。
そして、今回の「見たことないデッキ」は、4位のatab0uさんのナヤ・トークン。
10枚ものトークン生産カードが、様々な種族の1/1トークンを生み出します。
決め手は《踏み荒らし》。
と言っても《踏み荒らし》はアンコモンなので、コモンの《踏み荒らし》モドキをメイン8枚サイド4枚積んでいます。
次回開催は「基本セット2010」導入後となります。
どんなデッキが出てくるのでしょうか。
今回ご参加頂けなかった皆さんも、次回は是非遊びにいらして下さい。
■優勝者インタビュー: arthfingさん
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使用デッキを簡単に説明していただけますか? デッキの動きやキー・カードなどを教えて下さい。
arthfing
白赤緑ビートダウンです。
《境界石》や強力なオーラがよく使われる環境ですので、それらに対処できる《クァーサルの群れ魔道士》と《枝細工下げの古老》をメインから投入できるデッキとして、調整していました。
また、火力で除去できないブロッカーを想定して《巨人釣り》を採用しています。
環境にタフネス5以上のクリーチャーがいないので、大抵は相手クリーチャー1体を道連れに4ダメージ稼いでくれます。
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なぜそのデッキを選びましたか? メタ予測やサイドボーディングなどについても教えて下さい。
arthfing
デッキの始まりは、上記にある通り、エンチャント・アーティファクト破壊クリーチャー2種類をいかに活かすかだったんですが、《クァーサルの群れ魔道士》のカード・パワーが予想以上に高く、デッキも上手くまとまったので、このデッキに決めました。
メタはまずDDWありきで、DDWに勝てるデッキを私も含め皆さん模索するであろう事が予測されました。
《ヴィダルケンの異国者》や《器用な決闘者》を採用したコントロール風のデッキが多くなれば、火力はただの単発ダメージ呪文になってしまいますから、ここを削って突破力のある《途方もない力》に変えています。
その分、メインデッキでDDWに対応できなくなったので、第4ラウンドのKaaneruさんのデッキがDDWだった時は、まさかここでDDWかと思いました。
サイドボードは、白青系のアーティファクト・デッキに圧倒的な《上機嫌の破壊》、対DDWでの追加の火力、コントロール・デッキの《器用な決闘者》を越えられる《ナカティルの異国者》、《枝細工下げの古老》の出番がないデッキ用に《ロウクスの粗暴者》です。
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大会を通じて、ご自身の対戦で最も印象に残っているプレイや出来事があったら教えて下さい。
arthfing
まず第3ラウンドのatab0uさんのトークン・デッキですね。
これまでの環境で見なかった全く新規のアーキタイプだったので、とにかく何が出てくるか予想が付きませんでした。
また、デッキの性質上《巨人釣り》がほとんど役に立ちませんので、1ゲーム目を相手のマリガン死で取れていなければ、相性差から勝つのは難しかっただろうと思います。
それから、第4ラウンドのKaaneruさんのDDW戦で、1ゲーム目を奇跡レベルの確率の先攻4ターン・キルで取った事です。
メインデッキでは《天主の勢力》を防ぐ手段がありませんので、ラッキーなぶん回りで1ゲーム目を取れたのは大きかったです。
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大会運営についてご意見あればお聞かせ下さい。ラウンド数、開始時刻、賞品、等々。
arthfing
私も主催者させていただいているので、今回やっぱり宣伝は大切だなと身に染みました。
ひとまずは、規定の4ラウンドが相応なトーナメントを維持できれば良いなと思います。
賞品は難しい問題ですね。善意に頼るしかありませんので。
賞品が豪華だから参加するのではなく、大会が楽しいから参加したいと思われるトーナメントでありたいですね。具体案はないんですけどね。
-
ありがとうございました。
arthfing
ありがとうございました。
■トップ4デッキ・リスト
■arthfing:白赤緑ビートダウン:優勝
メインデッキ (60)
土地 (17)
2 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
7 《森/Forest》
7 《山/Mountain》
1 《平地/Plains》
クリーチャー (28)
4 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade》
4 《ナヤの静刃/Naya Hushblade》
4 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
4 《護民官の道探し/Civic Wayfinder》
4 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
その他の呪文 (15)
2 《炎の突き/Flame Jab》
1 《火葬/Incinerate》
4 《途方もない力/Colossal Might》
4 《巨人釣り/Giantbaiting》
1 《火荒の境界石/Firewild Borderpost》
3 《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》
サイドボード (15)
4 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
3 《火葬/Incinerate》
1 《つっかかり/Lash Out》
4 《ナカティルの異国者/Nacatl Outlander》
3 《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute》
■Kaaneru:黒赤DDW:準優勝
メインデッキ (60)
土地 (17)
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
11 《山/Mountain》
2 《沼/Swamp》
クリーチャー (16)
4 《小川跳ね/Stream Hopper》
4 《川滝のミミック/Riverfall Mimic》
4 《グリクシスの邪刃/Grixis Grimblade》
4 《ノッグルの山賊/Noggle Bandit》
その他の呪文 (27)
4 《天主の勢力/Clout of the Dominus》
3 《ショック/Shock》
4 《火葬/Incinerate》
4 《つっかかり/Lash Out》
4 《終止/Terminate》
4 《荒廃稲妻/Blightning》
4 《脈火の境界石/Veinfire Borderpost》
サイドボード (15)
3 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2 《カラスの罪/Raven’s Crime》
4 《ごたごた/Hurly-Burly》
3 《粉々/Smash to Smithereens》
3 《ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》
■koichi:赤緑ビートダウン:3位
メインデッキ (60)
土地 (22)
4 《ナヤの全景/Naya Panorama》
9 《山/Mountain》
8 《森/Forest》
1 《平地/Plains》
クリーチャー (16)
4 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《切り裂き隊の壊し屋/Rip-Clan Crasher》
2 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
2 《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute》
その他の呪文 (22)
4 《ショック/Shock》
3 《タール火/Tarfire》
3 《巨大化/Giant Growth》
4 《火葬/Incinerate》
4 《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》
4 《巨人釣り/Giantbaiting》
サイドボード (15)
1 《炎の突き/Flame Jab》
4 《ごたごた/Hurly-Burly》
3 《帰化/Naturalize》
4 《穿刺破/Puncture Blast》
2 《スマッシュ/Smash》
1 《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》
■atab0u:ナヤ・トークン:4位
メインデッキ(60)
土地(19)
4 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
2 《ナヤの全景/Naya Panorama》
6 《森/Forest》
4 《山/Mountain》
3 《平地/Plains》
クリーチャー(20)
4 《野生のナカティル/Wild Nacatl》
4 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
4 《風切るイグアナール/Hissing Iguanar》
4 《レオニンの鎧守護兵/Leonin Armorguard》
その他の呪文 (21)
4 《魔力変/Manamorphose》
4 《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》
4 《印章の祝福/Sigil Blessing》
4 《光り葉の待ち伏せ/Gilt-Leaf Ambush》
2 《火荒の境界石/Firewild Borderpost》
1 《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》
2 《主の募兵/Cenn’s Enlistment》
サイドボード(15)
4 《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft》
3 《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》
4 《枝分かれの稲妻/Branching Bolt》
4 《巨人釣り/Giantbaiting》
コメント
《大渦の脈動》欲しかったー。
今回はいくさんのPDCレポートに多分にお世話になりました。
《大渦の脈動》はローウィン落ち後に価値が上がるカードだと思いますよ。ぜひ持っていて下さい。
今回の私のデッキにもsatopoonaryさんから頂いたアイデアが多分に含まれています。
次回はM10環境で色々様変わりすると思いますので、こちらこそまた練習のお相手お願いします。
私もレポ書きました。
atab0u.blog105.fc2.com/blog-entry-63.html
いくさんのPDCレポにないアーキタイプと仕上がってるはずです^^;
次回からは《強迫》と《稲妻》で赤黒が強くなりすぎそうですね…
次のトーナメントでも一考に値する新デッキという事で、レポートは非常に参考になります。
M10環境はやっぱり《稲妻》《強迫》でしょうか。個人的には《古参兵の剣鍛冶》と《古参兵の鎧鍛冶》で何かやらかせないかと考えてます。